2013年2月25日月曜日

MDからパソコンに音楽を取り込む。 - CMT-M35WM編

 ついに、SONYがMD対応の音響機器から撤退するみたいです。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/31/news092.html (IT Media)

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 たしかに、最近では手軽に聞くならパソコンとiPod/ウォークマンで、音質にコダワルならCDで、とリスニングスタイルが変化して、MDの活躍する機会はほとんどなくなりました。お店でもMD対応のオーディオ機器やMDのメディアを見かけることが少なくなりました。これも時代の流れなのでしょう。

 しかし、問題は過去の資産達。音質とかはともかく、懐かしい思い出のMDがたくさんあるわけです。ふと目をやると、そこには再生する手段がなくなったオープンリールのテープの山。早めにダビングしておいて、テープの二の舞にはならないようにしなければ!

ダビング先は、パソコンのデータ以外に選択肢はないでしょう。パソコンのデータにできればあとは簡単にCDにもできます。

MZ-RH1で直接取り込む

 もっともスマートなのは、パソコンに直接取り込める機器を使うこと。『MZ-RH1』などが対応機器です、というかHi-MDではない普通のMDをパソコンに取り込めたのは、この機種以外にはなかったように思います。

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0603/23/news044.html (IT Media)

 とはいえ、すでに生産終了していますし、もう衰退しつつあるポータブルMD機器に4万円はちょっと。。。

パソコンで一曲づつ録音

 一番スタンダードなのは、MD再生機の出力とパソコンのライン入力をケーブルでつないで、録音する方法でしょう。録音するのにソフトが必要ですが、フリーウェアでも良いソフトがたくさんあります。音質にコダワルなら、オーディオインターフェース機器をパソコンに追加することもできます。

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 とはいえ、完全なアナログ作業で一曲づつ聞きながら録音していって、波形を見ながら曲の編集をしなければなりません。時間も根気も必要な方法です。

CMT-M35WMとウォークマンを使ってダビング

 前ふりが長くなりましたが、これが今回の本題です。今回SONYが3月に出荷を終了するという最後のMD対応機器になるCMT-M35WMというコンポは『ウォークマン専用USB端子』を搭載していて、ワンタッチでCD/MD/テープからダビングができるようになっています。

 つまり、
 1. MDからウォークマンにダビング
 2. ウォークマンからパソコンにコピー

 この2段階を踏めば、めんどくさい編集作業なくパソコンに取り込めるのでは?と考え至ったワケです。幸い、このコンポを親が持っていたので試してみました。

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 結論から言えば成功です。

 曲ごとに分けられているのはもちろん、MDにタイトルなどを入れていれば、それも反映されていました。(スバラシイ!)

 ただ、ダビングは等倍速なので時間はそれなりにかかります。もっとも、全部終われば自動的に停止するので、パソコンで録音する時のように、前で待っている必要はありません。ラクチンです。

 パソコンに取り込む作業はx-アプリを使います。転送ボタン一発で簡単に取り込めます。こちらはデータのコピーなので、それほど時間はかかりません。なお、ウォークマンの中身をエクスプローラで覗いてみましたが、ドラッグ&ドロップで直接コピーするのは難しそうでした(がんばればできるかもしれませんが)。

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 取り込んだ曲はMP3ですが、ファイルの場所はデフォルトではちょっと奥深くにあります。取り込んだ曲(上のスクリーンショットでは左側の曲のリスト)を右クリックしてプロパティを表示させると『ファイル情報』のタブに場所が書かれています。下の図では真ん中辺に長々と書かれているのがソレです。

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 ちなみに、x-アプリの設定で保存先を変更することもできます。もう少し分りやすい場所に移動するとよいかもしれません。

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<考察>

 ダビングの仕様に関してはわかりませんが、『等倍速』であることからMZ-RH1のようにデジタルで劣化なく取り込んでいるのではなく、アナログでダビングしているのではないかと思います。さらに、録音の設定が128kbpsのMP3なのでお世辞にも高音質であるとは言い難いです。

 以上のことから、この方法は音質にコダワリ、できるかぎり劣化なくダビングする方法ではなく、手軽に手間をかけずにMDをパソコンに取り込む手法と言えると思います。

 ハードウェア的にも、CMT-M35WMとウォークマンが必要になります。ウォークマンはともかくCMT-M35WMはメジャーな機種とは言えないでしょうから、ややニッチな方法になると思います。

 ただ、実売2万円程度で手軽に使えるコンポなのでダビング目当てに買って、終わったらパソコンが苦手な親などにプレゼントするというのも一つの手かもしれません。ウォークマンはこれからも使えるので、MDのダビングが終わったら使い道がないMZ-RH1よりもオトクなのではないでしょうか。

 なお、同様の方法でカセットテープのダビングに関しても、パソコンで直接やるよりも手軽にできると思います。曲ごとに切れるわけではないので、片面で1曲という構成になりますが、後からパソコンで編集することができます。

2013年2月2日土曜日

デスクトップはコマンドプロンプトに成り果てるのか?

 『Windows』が登場する前は、『DOS』というOSが普及していました。真っ黒な画面に、白い文字があって、カーソルが点滅しているアレです。

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 『Windows』が登場した後も『DOS』でなければできないことも結構あって、とくに『Windows』のインストール作業などでは、最近まで『DOS』の活躍機会がけっこうありました。

 『Windows』が出てきた当初、パソコン上級者の中には『DOS』の方が使いやすいと言う人も多かったですし、そうでなくても『DOS』でしかできない機能がある以上、『DOS』が『Windows』に完全に取って代わられることはないと考える人が大半でした。

 しかし、『DOS』でしかできない機能は徐々に少なくなり、『Windows』のインストールも分りやすいグラフィックとマウス操作でできるようになりました。『DOS』の名残になっているコマンドプロンプトも、『ファイル名を指定して実行』の代わりくらいにしか使っていません。

 『Windows 8』とともに『モダンUI』が登場し、今までのデスクトップは一つの『モダンUI』アプリのような扱いになってしまいました。もっとも、肝心な『モダンUI』がイマイチなせいか、『Windows 8』自体がやや黒史入りがカウントダウンな状況。

 とは言え、今までもパソコンに精通した上級ユーザーこそ、新しい時代の流れを真っ先に否定してきたのも事実です。もっとも、本当に失敗に終わったものも結構あるので、今後どうなるかはわかりません。

  いずれにせよ、今回の『デスクトップ』の動きは過去の『DOS』の動きによく似ています。当時も『Windows』を否定する話も少なくなかったですが、結果はみなさんがよく知っている通り。 

 今回は『Windows』が登場した時とことなり、すでに『モダンなUI』を搭載する先行するOSが存在していることが異なる点でしょうか。あちらはブレない『コンセプト』と洗練された多数の『アプリ』という強力なアドバンテージがあります。

 私は『Windows 8』や『モダンUI』を推進するつもりはありません。どちらかというと否定派だと思います。

 とはいえ、過去のDOSの一件を考えると、『Windows 8』の評価は従来のアプリケーションの使い勝手で決めるべきではなくて、『モダンUIのアプリケーションの使い勝手そのもの』で公正に判断しなければならないと思うのです。

 現状の『モダンUI』アプリはアレですが、もし今後デスクトップアプリよりも使いやすいものに昇華していった時、デスクトップがレガシーになって、コマンドプロンプトのようになる日がくるかもしれません。

 

 

 ま、個人的にはなってほしくないですが(笑)