2012年2月15日水曜日

Pentax Q を買ってみた。 (8)

ついついPentax Q を衝動買いをしてしまったので、その特徴を下の4つにわけて考察してみることにしました。

  • デザイン
  • 絵づくり
  • トイレンズ
  • イメージセンサ

http://guutara-6138.blogspot.com/2012/01/pentax-q-1.html (Pentax Qを買ってみた。(1))
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/01/pentax-q-2.html (Pentax Qを買ってみた。(2))
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/01/pentax-q-3.html (Pentax Qを買ってみた。(3))
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/01/pentax-q-4.html (Pentax Qを買ってみた。(4))
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/01/pentax-q-5.html (Pentax Qを買ってみた。(5))
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/01/pentax-q-6.html (Pentax Qを買ってみた。(6))
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/pentax-q-7.html (Pentax Qを買ってみた。(7))
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/pentax-q-8.html (Pentax Qを買ってみた。(8))

今回はカスタムイメージについて撮り比べてみようと思います。

ISO

Pentax Q は、感度をISO 125 ~ 6400 という幅広い範囲で設定することができ、最大となるISO 6400 は現在のデジカメの中でも相当高感度と言えます。ただ、感度を引き上げるとノイズが多くなるのはフィルム時代と同様なのでトレードオフと言えます。

Pentax Q では最大値を任意の感度に設定できるオートと固定感度を選択することができ、さらに専用のボタンで素早く設定することができるます。

DSCF6730

ここでは実際に撮影してみてどういう違いがあるのか見比べてみることにします。

_IGP0545 _IGP0546
左がISO 6400、右がISO 5000。

_IGP0547 _IGP0548
左がISO 4000、右がISO 3200。

_IGP0549 _IGP0550
左がISO 2500、右がISO 2000。

_IGP0551 _IGP0552
左がISO 1600、右がISO 1250。

_IGP0553 _IGP0554
左がISO 1000、右がISO 800。

_IGP0555 _IGP0556
左がISO 640、右がISO 500。


_IGP0557 _IGP0558
左がISO 400、右がISO 320。

_IGP0559 _IGP0560
左がISO 250、右がISO 200。

_IGP0561 _IGP0562
左がISO 160、右がISO 125。

まず予想に反して、WEBに掲載する程度であればISO 6400でも結構実用レベルなんじゃないかと感じました。たしかに、ISO 6400ともなると拡大すると偽色も含めたノイズも目立ちますが『撮れない』と『やや画質が悪いが撮れる』のは大違いです。やはり、暗い場所に強い裏面照射型のCMOS の威力でしょうか。

一段落としてISO 5000から偽色はあまり目立たなくなるもののノイズはISO 2000くらいまではそれなりにわかってしまうレベルです。ISO 1600くらいになるとノイズも気にならなくなり、室内など暗い場所では普通に使っても良いと思います。

ISO 400 くらいからはもう常用範囲だと思いますが、ISO 160 以下になるともう一段階画質が上がってるように思えるので、明るい場所ならばISO 160以下の方が良いかもしれません。

全体を通して明るさや色味などに差はなく、単純にシャッタースピードとノイズのトレードオフと考えて良いのではないでしょうか。

 

今回、設定できる感度をすべて試してみて思ったのですが、自由度が高いのは良いことですが選択肢が広すぎて使いこなせるか心配です。私はいくつかお気に入りのポジションを決めて、切り替えるようにするのが良いかと思っています。

2012年2月7日火曜日

FinePix Z800EXR をレビューしてみる。 (4)

Pentax Q について色々纏めていたら、普段使っている比較対象のFinePix Z800EXRについてもいろいろ考察があったので纏めてみることにしました。

http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-1.html レビューしてみる。(1)
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-2.html レビューしてみる。(2)
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-3.html レビューしてみる。(3)
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-4.html レビューしてみる。(4)

P1080195_thumb1_thumb

http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0415.html (富士フイルム)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20100804_385252.html (デジカメWatch)

写真の比較

写真は真実を写すと書きますが、実際にはカメラによって色味などが異なっているのは皆様もよくご存じだと思います。もっとも、音楽と同じで現実に近い方が良いとも言い切れず好みの部分が大きいと言えるでしょう。

今回はこのレビューでも度々登場している私の持っている他のデジカメ等で同じものを撮影してみて、どのような特徴があるのか簡単に見てみたいと思います。もっとも、同じ日に同じ場所で同じ感じで撮ったというだけで厳密なものではないので参考程度にみて下さい。

なお、基本的にはどの機種もオートで、そのカメラ(メーカー・開発者)の一番オススメな写真ができるように設定しています。

比較(1)

風景ですが雪と空があって露出などが難しいシチュエーションかもしれません。比較対象はFinePix Z800EXR、LUMIX G1、Pentax Q、MEDIAS WP(ケータイ)です。ちなみに、Pentax QはFinePix Z900EXR 以降のイメージセンサーと同じく裏面照射型のCMOSを使っているので興味深いです。

DSCF5829_thumb2 FinePix Z800EXR

_IGP0085
Pentax Q

P1080170_thumb1
LUMIX G1

NEC_0122_thumb2
MEDIAS WP

私の感想としてはまず第一に携帯のMEDIAS WPがよく健闘しているなぁと感じます。ただ、とてもシャープでコントラストが高いので自然な感じではないかもしれません。携帯の画面ではここまでのデキだとは思っていませんでした。

立体感があるのはやはりイメージセンサーのサイズが一番大きいLUMIX G1だと感じますが、やや青みが強く暗いと感じます。それに対してPentax Q は自然な色合いでバランスは良いのですが、全体的に彩度が低く青空が曇りになっています。FinePix Z800EXR は、青すぎもぜず青空もきちんと再現されていますが、ちょっと黄緑がかって透明感が損なわれているとも感じます。

比較(2)

続いて、レビュー(1)の画質のところで苦手と評した『苔むした建物』編です。

DSCF2618_thumb1
FinePix Z800EXR

P1070573_thumb1
LUMIX G1

NEC_0005_thumb1
MEDIAS WP

やっぱり、FinePix Z800EXR はこういうシチュエーションは苦手のようです。明らかに露出オーバーで写真全体が白っちゃけてしまっています。LUMIX G1は建物自体もやや緑掛かっているようにも思えますがとても綺麗に写っています。色味に関してはMEDIAS WPもFinePix Z800EXR と同様な傾向がありますが、建物がやや赤みがかっているのと高いコントラストが災いしてかやや立体感失われているように思えます(それでもかなり健闘していると思う)。

比較(3)

DSCF6861
FinePix Z800EXR

_IGP0532a
Pentax Q

P1080276
LUMIX G1

CCD のFinePix Z800EXR は、こういう光が充分にある屋外の写真は立体感もありイイ色がでていると思います。日本海側のドンヨリした曇り空も良く表現できていると感じます。Pentax Q はやや紫がかって淡いですが、ノイズも少なく調和のとれた色彩が良いと思います。LUMIX G1 はIAオートを使ったのですがやや露出オーバーの様子。それでも、いつもながら大きなイメージセンサーとレンズを生かした立体感のある絵だと思います。

比較(4)

DSCF6933
FinePix Z800EXR

_IGP0543
Pentax Q

P1080296
LUMIX G1

やっぱり、ノイズが少なく立体感のあるのはイメージセンサーとレンズが大きなLUMIX G1に軍配があがると思います。FinePix Z800EXR はノイズがやや強いですが、色味が自然で立体感もあり健闘していると思います。Pentax Q はホワイトバランスでCTE(補正無し)を選んでいるためか、暖かい色味で好感が持てる絵づくりだと思います。

もっとも、いずれもあくまでメーカーの絵づくりなので買う方の好みと言って良いと思います。

 

FinePix Z800EXR について、すでに3世代も後継のFinePix Z1000EXR が登場するという時期に、無駄にマニアックに纏めてみました。私は写真が好きですが素人ですし、使い方もクセがあるのであくまで個人のレビュー記事ですが、同じ機種を持っている方や、中古などでこれから買う方、同じ傾向があるだろう最新のFinePix Z シリーズを検討している方、はたまたFinePix Z シリーズの開発者の方(ゼヒ)、の参考になれば幸いです。

私は、1998年に『FinePix 700』という富士フイルムのデジカメを使ってみて以来、ずっと富士フイルムの製品のファンです。なので、これからも富士フイルムには良い製品を作っていって欲しいなぁと願ってやまないのです。

FinePix Z800EXR をレビューしてみる。 (3)

Pentax Q について色々纏めていたら、普段使っている比較対象のFinePix Z800EXRについてもいろいろ考察があったので纏めてみることにしました。

http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-1.html レビューしてみる。(1)
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-2.html レビューしてみる。(2)
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-3.html レビューしてみる。(3)
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-4.html レビューしてみる。(4)

P1080195_thumb1_thumb

http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0415.html (富士フイルム)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20100804_385252.html (デジカメWatch)

フイルムシミュレーション

Pentax Q でいうところのカスタムイメージのようなもので、写真の仕上がりを選択する機能ですが、それをあえてフイルムシミュレーションとしているところがフイルムメーカーらしいところです。

ただ、選べるのは『PROVIA/スタンダード』、『Velvia/ビビット』、『モノクロ』、『セピア』の4種類しかない上に、EXRオートなどではカラーは『PROVIA/スタンダード』の一択になってしまい、実質白黒・セピアの切り替え以外には使われてなさそうです。ちなみに、フラグシップモデルのFinePix F300EXRには、上記に加えてカラーに『ASTIA/ソフト』が搭載されているようで地味な差別化です。

DSCF6492 DSCF6493
左は『PROVIA/スタンダード』、右は『Velvia/ビビット』

DSCF6494 DSCF6495
左は『モノクロ』、右は『セピア』

カメラが好きな人は、好みやシチュエーションによってフイルムを使い分けていたように、デジカメもこういう機能が好きな人は多いと思うので、この機能はもう少し充実させてフイルムメーカーらしい味付けがあるといいんじゃないかと思います。

余談ですが、カラーがせっかく製品名の『PROVIA/スタンダード』などに対して、白黒が『モノクロ』なのは面白みに欠けますよね。せっかく富士フイルムは白黒フイルムのラインナップも持っているのですから、モノクロも『NEOPAN』など製品名を使ったらいいのにとなぁと思ったりします。

さらに言えば、ISOとフイルムシミュレーションを連動させても良いかもしれません。もともと、ISOはフイルムによって異なっていましたし、ISOと写真の仕上がりは密接に関連しているので一緒になっているのはある意味合理的です。私はフイルム時代は自然な発色の『REALA ACE』が好きだったので、ネガフイルムはちょっと違うかもしれませんがそんなモードもあればいいなぁと個人的には思います。

イメージセンサーや写真サイズ

イメージセンサー

FinePix Z800EXR のイメージセンサーのサイズは1/2型のスーパーCCDハニカムでフラグシップモデルのFinePix F300EXRと同じ大きさになります。実は以前のスーパーCCDハニカムFinePix Zシリーズでは同世代のFinePix Fシリーズよりも一回り小さいCCDを搭載していたので地味にかなりうれしい変更です。

ちなみに、Pentax Q は1/2.3型のイメージセンサを搭載しているので(CCDとCMOSのサイズ比較に意味があるかは別にして)イメージセンサーのサイズだけであればこっちの方が有利になります。

画素数は1200万画素で、実は私が一緒に使っているLUMIX G1とPentax Qも同じだったりします。イメージセンサの種類も大きさも違うにも関わらず画素数が偶然一致したのは面白いところです。写真サイズは最大で4000×3000(Lサイズ)ですが、『DR』や『SN』モードだと2816×2112(Mサイズ)が最大です。

画像サイズ

画像サイズは『L』、『M』、『S』の3種類から選びますが、後述のリサイズを使うと『S』よりも小さな横幅640ピクセルの写真を作ることができます。ただし、先ほども書いたとおり『DR』と『SN』では『M』が最大になります。FinePix Z2の時はもう少し色々ありましたが、むしろそうそう細やかに切り替えて使っている人は少ないと思うので使いやすくて良いです。

ただ、『EXR AUTO』で撮影していると自動で『HR』と『DR』、『SN』が切り替わるので最大に設定していると写真サイズがマチマチになってしまうのが気になります。とはいえ最大サイズを『M』に設定すると『HR』の時に画質を落としている(せっかくの情報を捨てている)ことになるのでなんかもったいない気がするのです。

個人的には『DR』と『SN』の2択モードか、『HR』のシチュエーションにイメージセンサの情報を余すところなく使ってサイズは『M』になるようなモードが欲しいと思います。『HR』は高解像度がウリですが、拡大してエッジや偽色を見ると画素数が上がれば解像度も上がるとも言えないと感じます。『M』サイズの画素数でも、エッジがシャープで偽色を抑えた方が結果的に解像度が高い写真と言えると思います。

L M
左は元の写真(240×180にトリミング)、右は同じ写真をPhotoshopでMサイズにリサイズしたもの

さきほどリサイズについて触れましたが、FinePix Z5fd からブログ向け機能としてリサイズ・トリミングの機能が搭載されました。もちろん、後からパソコンでやれば済むことですが旅行先などから帰るとまず忘れて放置がほとんどなのでその場でできるのはとても便利です。なお、赤外線で携帯に送ってブログにアップなどする場合にも重宝します。

私は旅先でメモ代わりに場所名や説明書きなどを写真に撮っていたのですが、画質は低くて良いので撮影サイズを落として撮るのですが、そのまま戻すのを忘れてしばらく旅を続けていて涙目という経験が何度もあります。このリサイズを使えば撮影サイズを変えずに済むので安心なのです。

ただ、大きな問題があるのはリサイズ・トリミングの編集結果は現在の写真の最後に作られます。これはデジカメのファイル名の規則に則るとこうせざるをえないのだと思うのですが、撮ってすぐにリサイズしないと時系列がメチャクチャになってしまうのです。

例えば旅行で『甲山城』→『乙川城』の順に行ったとして、『甲山城』の看板を撮ってそれを『乙川城』のところでリサイズすると『乙川城』の写真に、リサイズされた『甲山城』の看板の写真が混ざってしまうのです。これを後で見ると結構混乱します。設定などでファイル名の規則とは違ったファイル名、例えば『DSCF0005(オリジナル)→DSCF0005A(編集後)』のようににできるとありがたいです。

縦横比

縦横比は4:3が基本で、16:9も選べますがマルチアスペクトではなくてトリミングになります。FinePix Z シリーズに限った話ではないですが、私はすでにスクエアサイズ(4:3)のディスプレイが絶滅危惧種になりつつある今、4:3を基本にする必要性はないんじゃないかと思います。とはいえ、プリントするならば16:9は横長すぎます。

4x3
『4:3 (2440×1830) Photoshop でトリミング』

3x2
『3:2 (2586×1726) Photoshop でトリミング』

16x9
『16:9 (2816×1584) Photoshop でトリミング』

上の写真はPhotoshop でトリミングしたものですが、カメラのものと違って面積がだいたい同じになるように作っているので、それぞれの写真で写っている範囲が異なります。つまり、4:3は上下が広い分左右が狭く、16:9はその逆で、3:2はその中間となり、すべてが写っている写真はありません。

プリントにもっとも向いているのは、やっぱりフィルムの定番だった3:2です。富士フイルムはフィルムメーカーなのですから、その辺りを前面に押し出して差別化してみてもいいんじゃないかと思います。

もちろん、単にトリミングして3:2モードを作るのならば他にも対応しているカメラはたくさんあります。そうではなく、イメージセンサーの縦横比を3:2として3:2が最大サイズになるようにすれば、カメラの性能を生かしつつ、プリントで切れてしまう部分が少なくできます。年配の人では今でも写真屋さんでデジカメの写真をプリントしている人も少なくないので、本業(?)との連携を上手くするのも強みにできると思います。

ちなみに、操作面ではサイズのところに縦横比も一緒にあるのですが、そう頻繁に縦横比を変えている人を見たことありません。なので、サイズと縦横比は別々(別階層)にしても良いんじゃないかなと思います。

タテヨコ判別機能

FinePix Z800EXR は縦横の向きを判別するセンサーが搭載されていて、写真もそれに合わせて記録されます。ですから、縦にして撮った写真はパソコンのビューワーで見ても最初から縦表示になっています。

DSCF6158

これ地味ですが、手動で一枚一枚回転させるのはかなりメンドウなので、すごく便利な機能だと思います。最新の『Pentax Q』も搭載していないので、最近のカメラなら当たり前という機能ではありません。

RAW形式

保存する写真はJPEG形式で、『FINE』と『NORMAL』が選択できます。今はSDカードもHDDも容量が飛躍的に向上しているので、わざわざ『NORMAL』を選ぶ理由はないかもしれません。

同時期に発売されたフラグシップモデルのFinePix F300 EXRにはないものの、次のFinePix F550EXR からはRAW形式での保存もサポートするようになりました。縦横比や露出調整も含めてRAW形式で保存することで後から色々できて幅が広がるので対応してもらえるとありがたい機能です。

http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0480.html (FinePix F550EXR)

もちろん、RAW形式は容量も食いますしFinePix Z シリーズのユーザーの大半は使わない機能だとは思いますが、SDカードの容量も増えていますし、必要がなければ使わなければ良いだけです。上位機種とソフトウェア部分も共通化されているでしょうからコスト的にもそれほど大きな負担にはならないと思います。

色空間

FinePixシリーズは上位機種も含めて色空間にsRGBを使っているようです(2012年2月現在)。これはWEBなどディスプレイで見ることを前提にした限られた色空間で、他社の一眼カメラなど上位機種では、より広い(=自然界の色に近い)色空間である『AdobeRGB』を選択できるカメラも少なくありません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E7%A9%BA%E9%96%93 (色空間,wikipedia)

最近ではディスプレイでもsRGBを越えた範囲を再現できるものも少ないないですし、写真メーカーであれば写真屋でのプリントと連動してより色彩豊かな写真を印刷できるようにすることも差別化の一つになるハズです。もう昔のディスプレイの低い再現性に合わせて範囲を範囲を狭めた色空間に固執する必要性はないのではないでしょうか。

起動時間

けっこう各所で言われていて、現行機種でも同様の傾向があるようなのですが、はっきり言って相当遅いです。たぶん、FinePix Z2よりも遅くなったと思います。手元の時計で計ったところ4~5秒くらいかかっていました。

ちなみに、仮に120km/hの電車の写真をとろうとカメラの電源をいれたら、写真が撮れるようになるまでに電車は160m(8両分)も移動しています(笑)。これでシャッターチャンスを逃したこともしばしばですから是非とも改善してほしいと思います。

P1080236

 

FinePix Z800EXRについて、今回はフイルムシミュレーションやイメージセンサーや画像サイズなどを中心にサクっと纏めてみました。まだまだしゃべり足りないので次回に続きます(笑)。

FinePix Z800EXR をレビューしてみる。 (2)

Pentax Q について色々纏めていたら、普段使っている比較対象のFinePix Z800EXRについてもいろいろ考察があったので纏めてみることにしました。

http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-1.html レビューしてみる。(1)
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-2.html レビューしてみる。(2)
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-3.html レビューしてみる。(3)
http://guutara-6138.blogspot.com/2012/02/finepix-z800exr-4.html レビューしてみる。(4)

P1080195_thumb1

http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0415.html (富士フイルム)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20100804_385252.html (デジカメWatch)

タッチパネル

FinePix Zシリーズは早くからタッチパネルを採用していました。発表当初はなんて無駄な機能かと思いましたが、今やタッチパネルは当たり前になりつつあり、その先見性には脱帽です。

基本的な操作はほとんどタッチパネルを使って行うので、物理的なボタン類はほとんどシャッターとズーム及び再生ボタンの3つだけ(あと電源スイッチ代わりのカバー)と至ってシンプルです。

P1080229

タッチパネル自体は感圧式なので、スマホなどでお馴染みの静電容量式と違ってややしっかりタッチする必要がありますが、手のコンディションによらず強めにタッチすれば必ず動くというのは扱い易いです。手袋をしていても動作するので冬の旅行でも安心です。

ただ、せっかくタッチパネルですがボタンで操作していた時代のメニュー構造の箇所が多く見受けられます。最近ではスマホなどで洗練されたタッチ操作になれている人も少なくないので、せめて露出やズームなどスライダーで操作できるようになっているといいですね(最新機種ではズームなどは改善した模様)。

P1080220P1080221
せっかくタッチパネルなのでカーソルや虫眼鏡のボタンをタッチしなければならない

縦にフリップすると画像サイズが縦長の4:3に、横にフリップすると横長の16:9になるなどタッチパネルを活用した操作方法も取り入れられると差別化のポイントになるのではないかなぁと思います。

個人的には、撮影時に顔認識の登録ボタンによく指が当たり誤作動(私の気持ち的には)してしまいます。顔認識は使っていないのでOFFにしているのにも関わらず動作するので、できればOFFのときくらいは無効にしてほしいところです。

P1080217
右上の顔登録ボタンがジャマだと思う

撮影モード

FinePix Z シリーズには、撮影モードで『EXRオート』や『シーンポジション』、『タッチショット』などを選択します。ただ、この撮影モードは使っていて、それ自体と選択メニューともに作り込みが甘いと感じます。

P1080208
撮影モードのトップ画面

まず、各項目が2~3ステップ程度必要な場合がほとんどで切り替えがメンドウです。また、切り替えもやや時間がかかりシャッターチャンスを逃すことにしばしばです。結果的に私はめんどくさくて、つい『EXR AUTO』のまま固定にしていることが多いです。

せっかく、多彩な撮影モードを持っているのですからワンタッチで呼び出せるようにして使ってみようと思うようにしないと宝の持ち腐れになってしまいます。必要性の低い撮影モードを省くなりして1ページにまとめるか、よく使う撮影モードをお気に入りとして登録(ファンクションボタンなど)できるようにするなど工夫する必要があると思います。

もう一つ、FinePix Z800EXR、は名前からわかるようにスーパーCCDハニカムEXR の『EXR』の機能が特徴なハズなのですが、撮影モードで『EXR』が使えるのは『EXR AUTO』(の項目内)のみで、後は全て通常の撮影モードになってしまいます。

P1080222
なんといってもEXRが重要なポイント

それもあって、『シーンポジション』や『タッチショット』などはほとんど使うことがありません。他の撮影モードでも『EXR』の特性を生かした撮影ができるようになればと思います。なお、後継機種ではタッチショットも『EXR』に対応するなど改善は進められているようです。

余談ですが、FinePix Z800EXR には『EXR AUTO』と普通の『AUTO』がそれぞれ搭載されています。EXRがウリのFinePix Z800EXR でわざわざ『EXRじゃないAUTO』が搭載されているのは大いなる謎です。

『EXR AUTO』

『EXR AUTO』を選択すると『EXR AUTO』か『HR』、『DR』、『SN』の選択画面に移動します。ところが、移動前に毎回ご丁寧に『EXR AUTO』の解説ページが4秒程度表示された後に選択画面に移ります(起動画面と同じで処理待ちをごまかすため?)。買った直後やデモならば良いでしょうが、もう買って1年以上経つのに毎回でてくるのはちょっと。。。

『EXR AUTO』は『HR』、『DR』、『SN』を自動的に判断して切り替えるものですが、ここで手動で決めることもできます。なお、選択してからOKボタンを押さないと確定しない仕様で、急いでいるときは結構わずらわしいと感じます。

P1080215P1080214
EXR AUTOを選択した直後に左の画面が表示され、しばらくして右の画面になって選択する

『EXR AUTO』を選択するとカメラがシーンに応じて『HR』、『DR』、『SN』を自動的に判断して切り替えます。また、シャッターを半押ししてフォーカスをロック(AFロック)するとどの撮影モードが選択されたか画面に表示されます。私が使っている限りでは、ほとんど正しく判断されているように思えます。

なお、『HR』、『DR』、『SN』と合わせてマクロや風景などのシーンも認識してそれに合わせた調整を行っているようです。マクロ撮影なども『EXR AUTO』で、しっかり行えます。

DSCF6810
マクロモードで撮影

また、『EXR AUTO』にするとホワイトバランス、ISO、露出補正などかなりの機能が設定できなくなります。不思議なのは、HR、DR、SN のそれぞれ単体では設定できていた項目が『EXR AUTO』にすると設定できなくなるのです。

  露出 ISO ホワイトバランス フイルムシュミレーション ダイナミックレンジ AFモード
HR △(一部) ×
DR △(一部)
SN ×
EXR AUTO × × × △(一部) × ×

露出、ホワイトバランス、AFモードは、各モード個別では設定できるにも関わらず、EXR AUTOでは設定不可/AUTO固定になります。また、フイルムシュミレーションは『Velvia/ビビット』が選択できなくなり、事実上カラー写真は『PROVIA/スタンダード』一択になってしまいます。

もちろん、撮影者がいろいろ設定をしなくても全部オートで最適な設定としてくれるということなのでしょうが、『オートでできる』のと『オートしかできない』は違います。ましてや、撮影モードが素早く切り替えられない以上は『EXR AUTO』が最もオールラウンドプレーヤーになることが予想されます。

FinePix Z800EXR をレビューしてみる。 (1) で露出を調整する必要がある場合や高いISOによって写真の質に影響がでていることをお話ししました。そういうことを考えると、露出補正やISOの設定を撮影者がある程度調整できるようにするか、各撮影モードを素早く切り替えられるようにする必要があると思います。ファンクションボタンなどでユーザーがよく使う撮影モードを一発で呼び出せるようにできたらいいですね。

『HR』、『DR』、『SN』の違い

FinePix Z800EXR にはEXRで 『HR』、『DR』、『SN』の三つのモードがありますが、その違いについて比較してみました。下の写真は同じ場所の写真をそれぞれのモードで撮ったものです。なお、『EXR AUTO』では『DR』が選択されました。また、オマケで『シーンポジションの雪』も入れています。

DSCF6877 DSCF6879
左が『HR』、右が『DR』。

DSCF6878 DSCF6875
左が『SN』、右が『シーンポジションの雪』

『シーンポジションの雪』のみ色味が補正されて他の写真に比べて青っぽくなっています。実際の景色も曇りでやや青っぽかったですが、ちょっとやり過ぎの気がします(ちょうど両方の間くらい?)。雪モードはもっと雪が画面の多くを占めている場合に使うモードなのかもしれません。

オートで『DR』が選ばれただけあって、『DR』は『HR』や『SN』でつぶれて見えなくなっている林の暗い部分などが見えるようになるなど明確な違いが感じられますが、逆に『HR』と『SN』の差はあまり感じられません。

『SN』はノイズを押さえる効果が謳われていますが、いつでもというわけではなく夜間など光量が少なくノイズが発生しやすい場合に威力を発揮するものと考えた方が良さそうです。

もうひとつ別の場所の写真も載せておきます。こちらは、『EXR AUTO』で『HR』が選択されました。

DSCF6900 DSCF6902
左が『HR』、右が『DR』。

DSCF6901 DSCF6899
左が『SN』、右が『シーンポジションの雪』

今回も『SN』と『HR』の違いは感じられませんでしたが、『DR』はやや林の暗い部分で違いがあるように思えます。ただ、先ほどよりも差は少なく、『DR』も『SN』と同様にダイナミックレンジが不足している場合にのみ威力を発揮するもので、そうでないときは特に効果はないと考えて良いと思います。

また、『シーンポジションの雪』も今回は他の写真に比べて色味に違いはないので、先ほどは『雪モード』にしたにも関わらず、半分以上が白い雪とは正反対の黒っぽい木々だったため正しく補正できなかったのかもしれません。

このことから、撮り手としては面白みに欠けますが『EXR AUTO』が判断したモードで撮るのが適切と言って良いのかもしれません。

なお、白い雪の部分が多いとアンダー露出になりがちなので、ややプラス補正すると綺麗な雪の写真が撮れます。なので、シーンモードではなく『EXR』のモードを使いたい場合は、露出だけでも補正すると良いカモしれません。

シーンポジション

シーンポジションは比較的たくさんあるのですが、他の撮影モードと同様に切り替えが面倒なので夜景モード以外はあまり使っていません。

P1080210 
15通りのシーンポジション、シーンポジション自体は1ページに纏まっている

シーンポジションでオススメなのは夜景モードで、オートが基本のこのカメラで長時間露光による夜景撮影が可能なので便利です(手動でバルブなどはできないので)。また、夕焼けモードなども手軽に上手く撮れるので使いこなせば写真の幅が広がるとかもしれません。

DSCF0053 
夜景モード

DSCF6792 DSCF6793
左は『EXR AUTO(DR)』、右は『夕焼けモード』

ただし、シーンモードは『EXR』の機能を使っていないので、『SN』が最適だろう夜景や『DR』が向いているだろう夕日などでも全画素を普通に使う(HR相当?)モードになってしまっているのは残念なところです。

以降の機種では、この問題の一つの解として、EXRオートの認識シーンの数を増やして、どちらかというとシーンを手動で切り替えることのない使い方をする方向に進んでいるようです。

ぐるっとパノラマ360

これはカメラを撮りながら『ぐるっと』とまわることでパノラマ写真がとれるというとても面白い機能です。撮影範囲は120°、240°、360°から選べます。

どう考えても遊び機能なハズなのですが、実は『EXR AUTO』に利用している撮影モードと言っても過言ではありません。旅行先などで360°素晴らしい景色に囲まれるなどということは良くあること。今までその一部を切り取って撮って帰ったわけですが、これによって丸ごと余すことなく撮って帰ることができるのです。

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ぐるっとパノラマの120°

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ぐるっとパノラマの360° 左端に右のお城の右端が写っている

ぐるっとパノラマ自体はFinePix Z700EXR から搭載されていますが、360°まで広がったのはFinePix Z800EXR 世代からなので、ちょっとしたアドバンテージです。

私が他に使っているLUMIX G1やPentax Q にも搭載されていない独自機能で、かなりのお気に入りです。おもしろいイロモノ機能の多くは最初だけ使ってもすぐ飽きるものが多いのですが、これは今でもちょくちょく使っています。もちろん、ところどころつなぎ目と思われる場所におやっと思うところもあったりもしますが、それでも良くできていると思います。

シャッタースピード・絞りなど

FinePix Z800EXR は基本的にオートで撮る人向けの位置づけのようで、上位のFinePix F300EXRのようにシャッタースピード優先や絞り優先のような、ユーザーがあれこれ考えて設定するような撮影モードはありません。

ですが、同じ被写体でも撮影者の意図によってこのあたりの設定は変わってくるので、細かく設定する必要はなくてもある程度選べるようになっている方がありがたいです。

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左はシャッタースピードを遅めにして『流れ』を強調、右は速くして『瞬間』を強調 (LUMIX G1)

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絞りを開放にしてボカシを強調 (フイルム)

せめて、シャッタースピード『速い』・『ふつう』・『遅い』と、しぼりを『開放』、『ふつう』、『絞る』などの簡単な選択モードがあると、ユーザーもより写真作りを楽しめますし、上位機種へのステップアップにもつながると思います。

D-rang

FinePix Z800EXR には『Dレンジ』という項目があり、ダイナミックレンジの幅を調整することができます。400%の方がダイナミックレンジが広がりますが、トレードオフとしてノイズも増えるとあります。そこで実際に撮り比べてみました。右は写真のヒストグラムです。

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Drang 100%

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Drang 200%

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Drang 400%

拡大してみると林の暗がりや雪の影などでDレンジ100%では見えなくなっている部分が、Dレンジ200%で見えるようになっているのがわかります。ただ、Dレンジ200%とDレンジ400%の違いはそれほど感じられませんでした。

ヒストグラムを見るとさらに明確な違いがあり、Dレンジ100%の時は上に振り切れている部分がDレンジ200%ではきちんと範囲に収まっているのがわかります。このヒストグラムからDレンジ200%でだいたい収まっているのでDレンジ400%にしても違いが感じられない理由も説明がつきます。

つまり、当たり前の話ではありますが、このDレンジの設定は撮影範囲(被写体)にオーバーかアンダーで範囲外となっている部分がある場合に威力を発揮するもので、その効果は間違いなくあるものの、範囲内に収まっているような写真ならば意味はないというわけです。

逆にノイズに関しては、私の見る限りそれほど気になるように増加してはいないように思います。なので、Dレンジは400%に設定しておいても問題無いと思います。

ISO

FinePix シリーズは以前から高感度による手ぶれ防止をウリの一つとしていました。今でこそ高感度なんて当たり前になっていますが、FinePix シリーズはその走りでした。FinePix Z800EXRはISOが最大3200までで、フラグシップのFinePix F300EXR の最大ISO 12800と比べると低めではありますが充分だと思います。

感度を引き上げるとノイズが多くなるのはフィルム時代と同様なのでトレードオフを考える必要もあります。そこで実際に撮り比べてみました。すべてノイズが少ないEXR の『SN』モードでの撮影です。

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左はISO 100、右はISO 400。

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ISO 1600

等倍にしてパット見ただけでも、ISO 100だと暗くやや手ぶれしているのがわかります。またISO 1600だとややザラザラとしているのもわかると思います。FinePix Z800EXR はオートでも結構気軽にISO 1600まで上げてくれますが、正直ISO 1600以上はあるとありがたいもののできれば避けたい感度だと私は思います。

FinePix Z シリーズのレビューで、『ノイズが目立つ』や『ザラザラとした』というようなコメントを見かけることがありますが、それはこの感度による問題なんじゃないかと思います。もちろん、オートでなる以上はその機種の弱点には違いないのですが、風景などの場合は手動でISO 400程度に抑えるようにすることでより良い画質が得られるのではないかと思います。

デザインと質感

FinePix Z800EXR のデザインは、なんと言ってもZ シリーズの特徴でもある起動時にレンズが伸びてこないのがポイントです。さらにジーンズのポケットにも無理なく入る薄さもウリの一つです。

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レンズカバーが電源ボタンの代わり(左)、小型がウリのPentax Qと比較しても薄さは格段に違う

デザイン

レンズカバーをずらすと電源が入るギミックはFinePix Z1 からの伝統ですが、『横』にずらすのが『斜め』になって、現在は『縦』になっています。デザインの違いですが、ポケットに入れたときの誤作動が減ったという実用上の利点も。

個人的には、FinePix Z2の時は完全に真っ平らだったので、列車の窓とかにピタリと貼り付ければ窓ガラスの映り込みがほとんどない車窓の景色が撮れて重宝していたのですが、FinePix Z800EXR はカバーが凸状になっているのでこれができないという鉄道マニアには大きな問題が(笑)。まぁあくまで個人的な話です(実はこれがFinePix Z700EXRの購入を躊躇させた原因)。

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デザインは好みだと思いますが、歴代のZシリーズと比較していくと以前のFinePix Z2の方が質感は高級感があったと思います。とくにボディのメタリックの質感などは以前の方がレベルが高かったと思います。

もっとも、5年前と比べてコンパクトデジカメ全体の価格帯が下がっていて、FinePix Z800EXR もFinePix Z2に比べても半額以下になり、とても利益がでているようには思えないような状況なので比較するのはナンセンスなのかもしれません。

ただ、FinePix Z シリーズはコスト重視のローエンドモデルもあるので、ハイエンドモデルはもう少し機能・デザインを重視して高めの価格設定とするのも一つの方法だと思います。フラグシップモデルのFinePix F シリーズとは方向性が違うので必ずしもコストや機能で差別化する必要はないと思うのです。

バッテリー

バッテリーはNP45Aで700mAhでカタログスペックでは170枚となっています。実際に使っている感覚としては気軽に使っても1日は持ちますが、私は念のため予備バッテリーを持ち歩いています(交互に使うことでバッテリーの寿命も長持ちしますし)。

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ちなみに、FinePix Z シリーズは以前から低温に弱いようで、とくに氷点下での撮影の場合は暖めていないとフル充電でもバッテリー切れとなって撮影できなくなります(暖かくなれば元に戻る)。

これはリチウムイオン電池の温度特性(低温に弱い)に由来するのでFinePix Z シリーズに限ったことではないハズですが、一緒に持ち歩いていたLUMIX G1(同じくリチウムイオン電池を使用)は問題無く撮影できていたので、薄くて芯まで冷えそうな筐体が原因か、小型で出力が小さい電池が原因かわかりませんが、FinePix Z800EXR での寒冷地撮影は特に気をつけた方がいいと思います。

ところでこのバッテリーなんですが、間違って左右反対にも入りそうなのです。しかも左右対称に+と-の端子があるので、とても危険そうです(怖くて試したことない)。

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左は左右対称のバッテリー入れの部分、右バッテリーの向きの説明

仲間(理系技術屋)で集まったときにその話をしたら、そこにいた全員が「まさかそんなハズはないだろ」と言いながら、皆それぞれバッテリー部分をのぞき込んであれこれ見ては「おかしいだろコレ」と首をかしげてました。私も首をかしげています。さすがに電気的には安全装置があるのだと思いますが、そもそも間違った向きに物理的に入らないように設計する(こういう設計思想をフールプルーフという)のが基本だと思います。

充電器

FinePix Z2では充電器がついておらずクレードルで充電だったので旅行にもっていくのも一苦労でした。その点、FinePix Z800EXR はコンパクトな充電器が附属していたのでとても助かりました。とくにLUMIX G、Pentax Q、ともにケーブルが附属するタイプの充電器だったので、差し込み口が折りたためるFinePix Z800EXR の充電器は高ポイントです。

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後継のFinePix Z900EXR では充電器がイマイチになったと口コミで書かれていたのでラッキーでした。入力電圧が240Vまで使えるワールドワイドなタイプですから海外旅行でも安心ですね。購入時にはこういう付属品までチェックがいかないものなので、そういうところも気配りができているのは評価できます(後継機種で悪くなったのであれば、考え直してほしいところです)。

最近では携帯電話はすでに必需品で、旅行にも必ず充電器を持って行っていると思うので、スマホの充電器(microUSB)コネクタを本体に設けて充電できるようにしたら持ち物が減って良いかもしれません(今のうちに特許とっておくかw)。ただ、両方同時に充電できないという欠点もありますが。

 

FinePix Z800EXRについて、今回はデザインと操作についてサクっと纏めてみました。まだまだしゃべり足りないので次回に続きます(笑)。